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設計・施工
Design / Construction
建築に求められるものが多様に変化し複雑化する今日、時代と向き合うとともに、人々の営みや、自然環境、歴史も大切にし、デザインビルド体制のもと高い顧客満足度の実現を一番に進んでいきます。積み重ねてきた経験と実績を生かして、エキスパートのチームで想いを交わして協力し合い、デザイン性、機能性、安全性、経済性に優れた建築を目指します。
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意匠設計
建築物の機能性とデザイン、経済性を汲み入れた建築計画を作成し、構造設計、設備設計も含めたプロジェクトの統括を行います。公共施設から住宅まで、様々な分野で積み重ねた経験をもとに、環境・地域特性を踏まえた建築を提案します。サイトでは設計・施工両面をサポートできる体制であるため、企画提案から実施設計、現場監理まで、さらには建設部、協力業者と密に連携し、ワンストップな建物づくりを実現します。また、関わった建物のその後も見据えたメンテナンス計画の提案も行っています。
建築施工
設計計画・設計書を忠実に建築物として具体化できるよう、綿密な工程管理と施工計画をもとに、経験豊富なスタッフが安全、環境保全、品質、工程、費用、資材、労務、外注、機械などの諸項目について、適切な管理を行い、スムーズな建築工事の実現を支えます。
その他の建築・設計に係る業務内容
「まちづくり+地域環境」という広い視野に立って地域の建築を考え、地域の活性化・発展に貢献していきます。
身近に迫った東海地震
駿河湾を震源とする大地震、東海地震が起きると言われて4半世紀が経ちます。調査会が発表した震度6弱以上の強い揺れが想定される地域として、長野県の南部の広範囲が含まれています。長野県諏訪地方は大きな日本有数の活断層、糸魚川-静岡構造線(糸静線)の直上に位置しており、豆腐の上に乗っかっているような軟弱地盤です。また断層郡に囲まれているため、複雑で他地域に比べ、大きな揺れになりやすい地方です。
わが家は大丈夫??耐震についてのチェックポイント
役所などに国土交通省住宅局監修の「わが家の耐震診断」に基づいた簡易診断表(木造在来工法建物を対象にした自己診断表)が置いてあります。市町村によっては各戸に配布もしています。自分で自宅の耐震性を判定できる内容ですが、一般の方には、なかなか客観的な判断ができないようです。ここでは判定ではなく、簡単に耐震性をチェックできるポイントをまとめてみました。
わが家の耐震性のチェック
地盤
地盤が悪いと地震時の建物の揺れ方が大きくなります。
- 埋立地
- 低湿地
- 軟弱地盤の土地
- 土地の液状化
- 柱の傾き
- 床の傾斜
- 建てつけ不良
- 壁にひび割れがある
- 崖地の場合、崖の高さの2倍以上離れて家は建てたい
- 崖には水抜き穴があるか
- 崖には膨れがないか
構造
耐震性の評価面での構造上のチェックポイントです。
- 玉石・石積み・ブロック積み基礎でないか
- 基礎にひび割れ
- 建物が不整形である(凸凹が多い)
- 2階建てに増築の場合、1階の補強が重要
- 壁の中に筋かいがあると耐震強度が上がる
- 壁の量が多いほど安心(昭和56年5月以前の建物は注意)
- 家全体で見て壁配置が偏っていないか
- 大きなベランダのはね出しや大きな吹き抜け
- 木造住宅は通常の梁で4mを越えると荷重を支えられない
老朽化
いくら耐震設計し施工されても、構造材が役に立たなくなれば、意味がありません。
- 土台などが腐ったり、シロアリに食われていないか
- 台所・浴室・トイレなど水廻りの床のきしみ
- 台所収納を開けた時のカビ臭
- 慢性的な雨漏り
耐震は住宅だけじゃなく、家の周りの安全対策も耐震です!
ブロック塀・石垣・門柱
倒れたり崩れたりする恐れはないか?転倒などの恐れがあれば補強を!
屋根瓦
不安定なもの、破損しているものはないか?危険があれば専門家に修理を依頼。
トタン板
倒れたり崩れたりする恐れはないか?転倒などの恐れがあれば補強を!
アンテナ・看板
ぐらついてないか?支線は大丈夫か?不安定ならしっかり固定、支線の補強
ベランダ
落ちそうな植木鉢や物干し竿はないか?危険なものは取り除くか固定する。
プロパンガス・ボンベ
ぐらつきや傾きはないか?水平な台に載せ、鎖でしっかり固定。
ブロック塀のチェック
- ひび割れや崩れはないか。ひどい部分は早急に修理をすること
- 高さは高くないか。高さは2.2m以下ですること
- 基礎は大丈夫か。コンクリート基礎は地中に30cm以上埋め込むこと。
- 控え壁はあるか。高さが1.2mを超えると3.4m以下の間隔で控え壁が必要です。
- 鉄筋は入っているか。最低でも直径9m以上の鉄筋を縦・横とも80cm以下の間隔ではいっていること。
耐震の診断・改修の進め方
耐震診断・耐震改修の方法は、建物の構造種別などで詳細は異なりますが、 一般的な方法は次の流れにそって実行されます。
1. 診断依頼
希望される方は耐震診断技術を習得した建築士のいる建築士事務所等に診断を依頼します。
また県や関係団体では耐震診断・耐震改修講習会を開催しています。
2. 実施調査
建物の現状を把握するための調査であり、設計図書(図面、構造計算書等)が揃っていると、それを参考にかなり精度のある調査ができます。
3. 診断検討
建物の基礎や構造部材( 柱、梁、壁など) の形状や状況等から、抵抗力(耐震強度) や、ある程度建物が変形しても抵抗力の低下(粘り強さ) などを計算して、建物の耐震性能を数値化し耐震性を判定します。
4. 所有者の判断
診断の結果、現行の耐震基準と同等の耐震性能が確認できない場合、耐震性能が確保できるように耐震改修・建替え等を行うのは、所有者が判断します。
5. 補強設計
- 補強計画:補強目標と補強方針を決め、目標に適した補強工法を選定します。
- 基本&詳細設計:必要補強量の概算と補強部材の配置計画をし計算と各部の設計をします。
- 補強効果の確認:補強効果の評価(補強後の耐震診断) を出し、目標値達成か確かめます。
- 補強設計図と仕様書を作成します。
6. 補強工事の施工
設計趣旨に合わない施工があっては、補強効果は期待できません。
設計どおりの施工がされるか「工事監理」をしっかりすることが重要です。
既存建物の断熱性能等を診断し、省エネ法の改正など、社会の変化や個々の建物が有する特性を考慮しつつ、最良の改修提案を行います。
老朽化した大型の建物等、既存の設備機器を最新の設備機器やシステムに変更するだけで、大幅なランニングコストの削減につながります。現状の機能を下げずに、より効率の良い最適なシステムを提案いたします。
きちんとした計画のもと適切な修繕を行うことで、建物や設備が長持ちし、修繕コストの削減にもつながります。長期修繕計画や資金計画などのメンテナンス計画立案のために現状の維持管理の状況の調査を行います。
建築基準法などの法令やお客様の求める基準と既存建物とを照らし合わせてその適合性を調査し、遵法化改修をご提案します。
建物建築に必要な許認可、申請届出業務を行っております。
地震や積雪などの災害に対する安全性能はもちろん、建築立地の地質や気候風土に適した機能性、経済性に配慮した構造設計を行います。
建築物を利用する人が快適に過ごせるように、また建築物をより長く良い状態で維持できるよう、給排水・空調・電気設備等の設計を行います。お客様のご要望に基づき、機能及び省エネやランニングコストに配慮した基本計画の立案から、発注のための部材や機器のコスト計算(積算)、施工時の工程管理や品質管理などのご提案もします。竣工後の運用管理・支援など、建築物を維持していくための調査やサポートも行っています。
建物をつくるだけでなく、お客様のライフスタイルやご希望のデザインテイストに合うインテリアコーディネートをご提案します。既製品だけでなく、造り付けの家具のご提案はもちろん、その空間を最適化するために必要な動線や空気感、インテリアなど、お客様と一緒に考えていきます。
建設業界の市場動向を把握し、企画から竣工まで、常に目標を意識したコストマネジメントを行います。目標予算に合わせたコスト戦略立案から各工程でのコストコントロールを行うことで、プロジェクトを通じてお客さまを支援いたします。
建物に付加する防災機能、災害時の人的対応について総合的に検討し、安全性を高めるための提案をします。
当社基準の管理体制のもと、設計図面に基づいて工事が施工されているか適切に確認を行います。
実際の建築物を施工する前に、コンピューター上で3Dモデル生成を行います。意匠上の表現のための3Dモデルだけではなく、構造設計や設備設計情報のほか、付随する情報を活用して、意匠、構造、設備などの様々な仕様やコストを管理したり、環境性能やエンジニアリングのシミュレーションをします。お客様とのイメージ共有と設計の効率化および各種解析をすることで、より快適で満足度の高い施工計画の作成をいたします。
IoT(アイオーティー)は「Internet of Things」の頭文字で、日本語では「モノのインターネット」と訳されます。インターネットの発達・普及によって、コンピューターやスマートフォンだけでなく住宅設備や家電製品などあらゆる「モノ」がインターネット経由で通信できるようになりました。例えば外出先からスマートフォンで部屋の温度を確認して家に帰る前にエアコンを入れておいたり、スマートスピーカーに喋りかけて声で家電製品を操作したり。IoT対応の既製品の取り付けや設定はもちろん、既存設備のIoT化、システム構築などのご相談も承ります。
家相について
サイトでは、住宅新築やリフォームの設計にあたり、家相を取り入れています。家相と言えば、何か難しく、胡散臭い占いのような印象を持たれる方も多いと思います。また、よくわからないけれど気になるし、家相が良いのならそれに越したことはない、と考える方もいるでしょう。私たちは家相を、自然と調和した住まいをつくるための指標のひとつとして捉えています。とは言え、昔ながらの家相や、現代の生活とかけ離れたものでは意味がないと考えています。現代には、現代の、暮らしに合わせた家相の考え方があるのです。いわば、家相は進化するものなのです。では、家相だけが無難であれば良いのでしょうか。家相に振り回され、住み心地や使い勝手を無視した住まいでは、幸せな生活が送れるとは言えないでしょう。
そこで私たちは、家相の知恵と、建築設計のプロの知識と経験を併せ、通風・採光に優れ、使い勝手が良い住まいのご提案に努めています。
ご相談下さい
家相に関する書籍は数多くありますが、流派もたくさんあり、それぞれ考え方が異なる場合があります。また、内容を理解し、正しく活用することは容易ではないと思います。私たちは、「家相建築」を唱える、佐藤秀海先生のご指導を受け、研究を行っています。一度お気軽にご相談ください。