耐震診断・耐震改修のススメ

身近に迫った東海地震

駿河湾を震源とする大地震、東海地震が起きると言われて4半世紀が経ちます。
調査会が発表した震度6弱以上の強い揺れが想定される地域として、長野県の南部の広範囲が含まれています。

長野県諏訪地方は大きな日本有数の活断層、糸魚川-静岡構造線(糸静線)の直上に位置しており、豆腐の上に乗っかっているような軟弱地盤です。
また断層郡に囲まれているため、複雑で他地域に比べ、大きな揺れになりやすい地方です。
想定震度分布図

わが家は大丈夫??耐震についてのチェックポイント

役所などに国土交通省住宅局監修の「わが家の耐震診断」に基づいた簡易診断表(木造在来工法建物を対象にした自己診断表)が置いてあります。
市町村によっては各戸に配布もしています。自分で自宅の耐震性を判定できる内容ですが、一般の方には、なかなか客観的な判断ができないようです。
ここでは判定ではなく、簡単に耐震性をチェックできるポイントをまとめてみました。

わが家の耐震性のチェック

◆ 地盤 ―― 地盤が悪いと地震時の建物の揺れ方が大きくなります。
  • 埋立地
  • 低湿地
  • 軟弱地盤の土地
  • 土地の液状化
  • 柱の傾き
  • 床の傾斜
  • 建てつけ不良
  • 壁にひび割れがある
  • 崖地の場合、崖の高さの2倍以上離れて家は建てたい
  • 崖には水抜き穴があるか
  • 崖には膨れがないか
◆ 構造 ―― 耐震性の評価面での構造上のチェックポイントです。
  • 玉石・石積み・ブロック積み基礎でないか
  • 基礎にひび割れ
  • 建物が不整形である(凸凹が多い)
  • 2階建てに増築の場合、1階の補強が重要
  • 壁の中に筋かいがあると耐震強度が上がる
  • 壁の量が多いほど安心(昭和56年5月以前の建物は注意)
  • 家全体で見て壁配置が偏っていないか
  • 大きなベランダのはね出しや大きな吹き抜け
  • 木造住宅は通常の梁で4mを越えると荷重を支えられない
◆ 老朽化 ――いくら耐震設計し施工されても、構造材が役に立たなくなれば、意味がありません。
  • 土台などが腐ったり、シロアリに食われていないか
  • 台所・浴室・トイレなど水廻りの床のきしみ
  • 台所収納を開けた時のカビ臭
  • 慢性的な雨漏り
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耐震は住宅だけじゃなく、家の周りの安全対策も耐震です!

●ブロック塀・石垣・門柱 ●屋根瓦 ●トタン板
 倒れたり崩れたりする恐れはないか?
 転倒などの恐れがあれば補強を!
 不安定なもの、破損しているものはないか?
 危険があれば専門家に修理を依頼。
 腐食したり、めくれていないか?
 腐食・破損のものは早めに取替え。
ブロック塀|石垣|門柱 屋根瓦 トタン板
●アンテナ・看板 ●ベランダ ●プロパンガス・ボンベ
 ぐらついてないか?支線は大丈夫か?
 不安定ならしっかり固定、支線の補強
 落ちそうな植木鉢や物干し竿はないか?
 危険なものは取り除くか固定する。
 ぐらつきや傾きはないか?
 水平な台に載せ、鎖でしっかり固定。
アンテナ|看板 ベランダ プロパンガス|ボンベ
ブロック塀のチェック ●ブロック塀のチェック
(1) ひび割れや崩れはないか。ひどい部分は早急に修理をすること
(2) 高さは高くないか。高さは2.2m以下ですること
(3) 基礎は大丈夫か。コンクリート基礎は地中に30cm以上埋め込むこと。
(4) 控え壁はあるか。高さが1.2mを超えると3.4m以下の間隔で控え壁が必要です。
(5) 鉄筋は入っているか。最低でも直径9m以上の鉄筋を縦・横とも80cm以下の間隔ではいっていること。
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耐震の診断・改修の進め方

耐震診断・耐震改修の方法は、建物の構造種別などで詳細は異なりますが、 一般的な方法は次の流れにそって実行されます。

耐震診断|耐震補強
[1]診断依頼
希望される方は耐震診断技術を習得した建築士のいる建築士事務所等に診断を依頼します。
また県や関係団体では耐震診断・耐震改修講習会を開催しています。
[2]実施調査
です。
建物の現状を把握するための調査であり、設計図書(図面、構造計算書等)が揃っていると、
それを参考にかなり精度のある調査ができます。
[3]診断検討
建物の基礎や構造部材( 柱、梁、壁など) の形状や状況等から、
抵抗力(耐震強度) や、ある程度建物が変形しても抵抗力の低下(粘り強さ) などを計算して、
建物の耐震性能を数値化し耐震性を判定します。
[4]所有者の判断
診断の結果、現行の耐震基準と同等の耐震性能が確認できない場合、
耐震性能が確保できるように耐震改修・建替え等を行うのは、所有者が判断します。
[5]補強設計
(a) 補強計画:補強目標と補強方針を決め、目標に適した補強工法を選定します。
(b) 基本&詳細設計:必要補強量の概算と補強部材の配置計画をし計算と各部の設計をします。
(c) 補強効果の確認:補強効果の評価(補強後の耐震診断) を出し、目標値達成か確かめます。
(d) 補強設計図と仕様書を作成します。
[6]補強工事の施工
設計趣旨に合わない施工があっては、補強効果は期待できません。
設計どおりの施工がされるか「工事監理」をしっかりすることが重要です。



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